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染小歯科医院 染小元廣院長 (2)

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多くの患者さんに、インプラントの恩恵を

―問診のほか治療において、こわがらせない術はありますか?

まず、笑気麻酔ですね。これは笑気ガスといわれる亜酸化窒素を用いた麻酔で、痛みに対して鈍感になる効果があるんです。中枢神経の機能を抑制するだけなので意識は保たれたままなんですけれど、精神的なストレスから開放されて、表情がにっこり緩むほどリラックスした状態で治療が受けられるんですね。また、静脈内鎮静法といって血圧や呼吸をモニターで確認しながら、麻酔を少しずつ点滴で入れていく方法もあります。これに関しては、手術中の記憶がまったく残らないんですよ。以前、歯科恐怖症の方が真っ青な顔をして震えながら手術に臨まれたのですが、静脈内鎮静法を用いて手術が終わると「もう終わったんですか?」とケロッとして、何も覚えていらっしゃらない様子でした。そのほか麻酔の針についても、一般的には31Gや32Gといったものが普及しているんですけれど、当院では35Gという特別な細い針を使っています。そうしたちょっとしたことで、歯科医院へ来ることへの恐怖心が和らいでいくと思うんですよ。

―特に力を入れている治療分野があれば、教えてください。

インプラントですね。この病院を開業した昭和55年当時、インプラントの技術はまだ普及していなかったんですけれど、その頃から惹かれ、力を入れていきたいと思っていました。インプラントとは、"植えつける"という意味で、ひとことで言えば人口歯根治療のこと。歯が抜けたとき、自分の歯により近いこの人工の歯を植えることで、入れ歯や差し歯よりも自然な状態で、どんな年齢のどんな状態の方でも、自由に物が噛めるようになるんです。実際、その感触を確かめるために、私も健康な歯を抜いて数本インプラントを入れたんですよ。やっぱりいいですね。違和感もまったくありません。今は世の中にだいぶ浸透していますが、インプラントというとまだ値段が高くて挑戦しづらいイメージもありますよね。そこで当院では、できるだけ低価格でいいものをご提供できるよう努め、ひとりでも多くの人にこの魅力を教えてあげたいと思っています。さらに大きな病院だと、抜歯をしてからインプラントを入れるまで数ヶ月かかる場合が多いのですが、うちでは歯を抜いた直後に装着するようにしています。そうすれば手術が一度で終わるので、精神的な負担も少なくて済むんですね。現在、治療のニーズで一番多いのは、このインプラントです。



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