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駒沢どうぶつ病院 田部久雄院長 (2)

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普段は何かと慌しいので、休日は静かにゆるりと。

―休日はどのように過ごされていますか?

運動不足の解消に、30代の頃から水泳をやっています。この仕事をしていると、空いた時間にパッと一人でできるスポーツがいいんですね。その他には、陶芸をやっています。普段、動き回る動物を相手にしているので、土と向き合う静かな時間というのが、すごくリラックスできるんです。実は数年前に、病院の屋上に陶芸ルームもつくったんですよ。最近は忙しくて物置化してしまっているのですが(笑)。長い休みがとれたら、バリ旅行。これまでにも何度か行っているのですが、きれいな海を見てのんびりと過ごすのが好きです。

―獣医になろうと思われたのは、いつ頃ですか?

高校生の時です。うちの病院は昭和30年に父が開業したのですが、僕は三男だったこともあり、小中学生の頃は獣医になることを考えたことがなかったんですね。でも大学の進学を考える時期になると、すでに長男は建築系、次男は機械系に進んでいまして。正直、「誰も継がないのはなぁ…」という気持ちで、この道を選んだんです。そして大学から臨床の場に進んだ後は、みるみるはまってしまったというわけですね。

―大学卒業後、現在に至るまでの経緯を教えてください。

卒業した年の3月に父の勧めで、当時世田谷にあった獣医が9人いる大病院に入りました。その中に、カナダで9年ほど診察していた小沢己久朗先生がいらしたんですね。その先生の治療は、何から何まで驚きでした。動物の膝の十字靭帯や脊髄の手術を日本に持ってきた方で、これまで誰にも治せなかった病気を治してしまうんです。先生のもとには山形や大阪から駆けつける飼い主さんもいました。そこで4年半勉強した後、その先生が働いていらしたカナダ・アルバータ州の病院へ、修行に出してもらったんです。そのときかかった費用もすべてその先生が面倒みてくださいました。カナダには半年間いたのですが、最新の技術や価値観の違いなど、本当にたくさんのことを学びました。日本に戻る前、バスでゆっくり一人旅をしたのも楽しかったですね。カナダの大自然を眺めながらバンクーバーに向かい、それからロサンゼルスやサンフランシスコをまわりました。そう、カナダでコテージに泊まっていたときに、いろんな動物が挨拶しに来てくれたんですよ。人間をまったく怖がっていない。本当に穏やかな環境ですよね。そして帰国後、父の病院に入りました。そして15年目を迎えた頃に院長を引き継ぎ、今に至っています。



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