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一期一会の気持ちを忘れずにいたい
―診療の際に心がけていることをお聞かせください。
診察室で向かい合ったときに、患者さんの目の高さよりも、私が同じか、少し下になるようにしています。これは私が入院生活を送っていたときに感じたことなのですが、上からの目線だと、いくら親しい相手だとしても、威圧感を覚え、自分の気持ちが話しにくくなってしまうものです。特に、私が専門としている内科は、患者さんが話してくださる内容を手がかりに診断をしていきますから、リラックスして話していただけるような雰囲気作りを心がけています。あくまでも患者さんが主役で、医師はサポート役です。そして、決して医療の押し付けにならないよう、患者さんが主体となりながら、ともに治療をしていくスタンスで診療にあたっています。
―校医として子どもたちと接していて、感じられることはありますか?
お子さんたちを見ていると、食育の必要性を痛感しますね。健康を保つためにバランスの良い食事は欠かせませんし、体を作るのは食事から摂取する栄養素です。食生活の見直しが必要なのではないかと感じます。また、最近のお子さんは、勉強や塾通いなどで大人と同じように夜遅くまで起きていると聞きますから、一昔前のような朝日とともに起きて、日没とともに就寝するという生活リズムの大切さも知ってもらいたいですね。食事や規則正しい生活は、ごく当たり前のことと思われがちですが、現代社会においては、実践することが容易ではありません。お子さんは自分の生活を自分で変えることは困難です。保護者の方がこれらを頭の片隅に入れて生活していただくことで、より健康的な生活が送れるのではないかと感じています。
―今後の展望をお聞かせください。
この地域のみなさんの健康を保つお手伝いをするために、医師として引き出しを増やして行きたいと考えています。プライマリーケア(一番最初のかかる診療所)は、判断を間違えてはなりませんから、もっともっと医学の勉強を深めて行くことが私の役目です。これからも一期一会の気持ちを忘れずに、患者さんとの出会いを大切にしながら、貢献していきたいです。どんなことでも気軽に相談してください。
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