


―問診の際に気をつけていることは何ですか?
やはり対話を重視しています。世間話の中に、診察へのヒントが隠されていることもありますし、それぞれの患者さんの性格や家族構成、趣味などがわかれば、それだけ親身になってあげられますから。私もただ診察するだけよりお会いするのが楽しくなりますから。また、最近すごく感じるのは精神的に少し疲れている患者が非常に多いということ。日頃の仕事のストレスなどで、病気の一歩手前なんていう人も多いんです。そういった人へ対しても、会話をしていくことで、メンタルケアできればと思っているんです。患者さんは自分の暮らす町の住人。プライベートな時間に偶然お会いすることも多いですし、自分の子どもとクラスメイトで繋がっているなんて事もある。毎朝、通勤途中に挨拶するだけ、買い物途中に世間話するだけでも、患者さんのケアにつながっていくと思っています。もちろん、混雑している日には診察だけで手いっぱいになり会話も十分にはできません。そんな時も、患者さんから「今日は患者さんが多いから、診察だけね」と理解してもらえることもしばしば。私より患者さんの方が状況を理解してくれていたりするんですよ(笑)。そんな一つひとつのやりとりが、町医者のやりがいだと思います。
―お休みの日はどのように過ごされていますか?
月に一度ぐらいはゴルフに行っています。普段、なかなか会話できない医師同士の連携の場にもなっていますし、患者さんとラウンドすることもあるんですよ。そういった意味では、医師になってからするようになった、鮎釣りも先輩医師に勧められはじめた趣味のひとつ。毎年、解禁になるとある川でお会いする先輩もいたりして、季節を感じるイベントですね。最近はなかなか休みがとれず、釣りには行けていないのですが・・・。キャンプなどのアウトドアも好きですし、病院の二階はガーデニングスペースにもなっています。自然に触れるのが好きなんでしょうね。
―今後の展望をお聞かせ下さい
やはり病診連携をさらに充実させて行きたいですね。出身大学である千葉大学およびその関連病院、国立ガンセンター中央病院、東京大学付属病院、北里大学病院、聖マリアンナ医大病院など、現在でも多くの医師と人脈を作っていますが、どこまでいってもこれで完璧ということはないですからね。一人ひとりの患者さんに対して、ベストを尽くせる環境を作って行きたいです。最後はやっぱり人のつながりですからね。