


―具体的にどのような配慮をなさっているのですか?
そうですね。怒る時もあれば、誉める時もある。子供ひとりひとりに合った治療を心がけています。お子さんや親御さんの様子を見たうえで、無理な治療はしないようにしていますね。
―お子さんの治療のみならず、診察のときに心がけていることはおありですか?
患者さんの立場に立ったうえで、治療の終わりを見極めるようにしています。自分が患者さんだったら、何ヶ月も長く通うのってイヤだと思うんですね。虫歯が進行してしまっている場合は仕方ありませんが、なるべく早く終るように心がけています。
―思い出に残った患者さんとのエピソードはありますか?
開業前に携わっていた小児歯科では、曜日によってハンディキャップを持ったお子さんも診ていたんですが、当時担当していた自閉症のお子さんは全然話してくれなかったんです。でも、最後の治療の時に「今日で治療は終わりだよ」と言ったら、その子、ニコッと笑ったんですよ。一度も話してはくれなかったけど、心の中ではすべてわかっていたんですね。終わりと言われて、きっと安心したのでしょうね。また、最近では乳歯冠というかぶせる治療をしてあげた子が、ご飯が良く食べられるようになったと言ってくれた事が思い出に残っていますね。
―ハンディキャップのあるお子さんも診てられたのですか?
そうです。開業してからは、ほとんどおいでにならないのですが、今でもできる範囲で診るつもりでいます。ただ今は、街の開業医ですので、時間的なゆとり、システム等、限られた条件になると思いますが…。