

―乳児検診や予防接種を一般の診察時間と分けていますが、それはどういった理由からですか?
検診に来られる乳児や予防接種を受けられる方は、基本的に健康な方ですよね。一方、一般の診療時間にはさまざまな病気の方が来られて、なかには水疱瘡など感染しやすい疾患を患っているお子さんもいます。ですから、感染を避けるために時間を区別しています。クリニック内には別室を設けており、疾患によってはそちらでお待ちいただいたり、問診などをすることがあります。
―患者さんにどんなことを望まれますか?
小児科というのは、お子さんとのコミュニケーションをとるのはもちろんですが、お子さんを連れていらっしゃる親御さんと話しをすることが大切です。初診のときは、とくにどういった症状なのかをしっかり教えていただきたいですね。さらには、その子の生活環境や家庭の様子も、診察するうえで判断の重要な手がかりになります。互いに信頼しあうことが、何よりも大切なことだと思っています。ただ、相性というのもありますので、まずは一度いらっしゃって、色んなお話をしていただければと思いますね。
―家族全員で診療に見えるご家族もいらっしゃるとか?
お子さんが風邪をひくとご両親も風邪がうつることって、よくありますよね。一緒にご家族全員を診察することもありますよ。うちのクリニックをかかりつけ医としてよく通って来られる患者さんには、私の携帯番号をお教えしています。困ったときにはすぐに電話で相談していただいています。現在かかっている病気についてだけでなく、たとえば「今キャンプ場にいてヤケドをしたのですが、とりあえずなにをすればいいですか?!」とか、「熱があってけいれんを起こしていますが大丈夫ですか?」とか、そんな電話がくることもあります。互いに信頼関係ができていれば、「とにかく落ち着いてください。心配するほどではありません」とか、応急措置の方法をお教えすることができます。もちろん、夜中で急を要する場合には、救急病院をお教えします。16年も開業していると、それぞれのお子さんの成長の様子がよくわかりますし、本当にご家族の家庭医として信頼してつきあってくださる方もいらっしゃいます。これからも地域の方々の健康に貢献していきたいと思っています。