TOP > 医院・病院一覧 > 松村医院
松村医院
松村真司院長
上野毛駅 (世田谷区) / 小児科、内科
 

松村医院 松村真司院長 特別取材1 (小児科他/世田谷区/上野毛駅)

←前123次→

閑静な住宅街に溶け込んだレンガ造りの瀟洒な一軒家、『松村医院』。中に入ると、190センチほどある大きな松村真司院長が穏やかな笑顔で迎えてくれた。「電気、消したままでもいいですか?点いていると、診療時間に関係なく患者さんが入ってきてしまうんですよ」という言葉に、患者さんとの距離感が窺える。昭和44年にお父様が開業した医院を継いで、現在7年目。総合診療とプライマリケアを専門にしながら、ほぼ24時間体制で町の人々を見守る先生に、これまでの経緯と医師としての思いを伺った。(取材日2008年2月25日)


開業当時の医院は狭くて。医師と患者さんが一体化していました

―お父様が院長だった頃は、どのような病院だったのですか?

今と変わらず、地域の人たちを中心に診るような病院ですね。ここから数分のところにあったのですが、1階が診療室と待合室、2階は小さな建物で、患者さんと医師は常に一体化しているような感じだったんですよ。僕はいつも診療室に隣接した部屋で勉強していたのですが、診療がはじまってしまうと、そこから一歩も出られないんです。一方、親は仕事に集中したいものだから、僕を外へ行かせようと、いろいろ習い事をさせられました。2歳からピアノを習い、ボーイスカウトでキャンプに参加し、何種類ものスポーツをはじめ……。それと当時好きだったのは、電車ですね。いわゆる「てっちゃん」です。今は息子がてっちゃんとなり、昔僕が好きだった図鑑などを見ています。最近は電車ブームですから、堂々と見ることができて羨ましいですね(笑)。

―その後も、ずっとこの町に住んでいらっしゃるのですか?

いえ、18歳からは北海道大学に通うため、札幌へ引っ越しました。学校の近くにはスキー場があり、海へ行くにも車で数十分。さらに物価は安いし食べ物もおいしい。非常にいい環境で、6年間エンジョイしました。勉強に関して印象に残っているのは・・・そうそう、病理学のとある授業ですね。外国人の顔写真を3枚並べられて「先日、臨時講師として来たのは誰だ?」と聞かれまして。授業に出ていれば簡単にわかるんですけれど、僕は答えられませんでした(笑)。将来を考えはじめたのは、ようやく6年生になってからのこと。将来父の跡を継いで、町のさまざまな症状の患者さんを診ることを考えると、何かひとつの分野に特化するというよりは、幅広い初期診断を行なう総合診療やプライマリ・ケアの必要性を感じるようになり、この分野でしっかり研鑽をつみたいと思ったのです。そこで卒業後は、プライマリ・ケアの臨床研究を目的に、東京大学大学院内科学専攻博士課程を経てカリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学しました。当時はこのような研修コースは珍しかったのです。

←前123次→
全ての医院・病院・お医者さんを見る